アメリカのガソリンスタンドはセルフサービスが多く、自分で給油するのが一般的です。
日本でもセルフスタンドは増えていますが、アメリカでは支払い方法や操作手順が日本と少し異なるため、初めて利用する際は戸惑うかもしれません。
この記事では、アメリカのガソリンスタンドについて基本的な情報から実際の給油の仕方、注意点について解説します。
アメリカでレンタカーをする予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください!
なお、アメリカで運転する際のポイントについては以下の記事で解説しています。アメリカで運転する予定のある方は、ぜひあわせてご一読ください。
アメリカで運転する前に知っておきたいポイント|ルール・文化・防犯
- アメリカのガソリンスタンドはセルフが一般的
- 給油時は最初にクレジットカードを認証する
- 一般的なレンタカーであれば燃料は「Unleaded / Regular」を選ぶ
- ガソリンの残量が半分ぐらいになったら給油タイミング
アメリカのガソリンスタンドの特徴
アメリカのガソリンスタンドはセルフサービスが基本です。日本のようにスタッフが給油してくれるスタンドは、ニュージャージーやオレゴンなど一部の州を除いてほとんどありません。
また、ガソリンスタンドにはコンビニのような売店が併設されているのが一般的です。そちらのスタッフがスタンドの管理も担っているので、スタンドを利用していて困ったことがあれば売店スタッフに確認しましょう。
売店では飲み物や軽食など、ちょっとした買い物ができるほか、トイレも売店で借りるのが一般的です。給油せず買い物やトイレだけ利用しても問題ありません。
ガソリンスタンドの探し方
アメリカでガソリンスタンドを探す場合は、スマホの地図アプリを使うのが便利です。
ガソリンスタンドはアメリカ英語で「gas station」と言います。地図アプリで「gas station」で検索すれば現在地近くのスタンドが表示されます。
特に、Googleマップだとスタンドごとのガソリン価格も表示されるので、価格比較ができて便利です。

アメリカ英語でガソリンは 「gasoline」ですが、日常会話では「gas」と呼ばれます。なお、イギリス英語では「petrol」という表現が使われます。アメリカではガソリン価格はガロン単位(1ガロン=約3.8リットル)で表示されます。2026年3月時点でガソリン価格は1ガロンあたりおおよそ3~6ドル程度です。
もし高速道路を走っていて給油したい場合、特定の出口周辺に複数のスタンドがまとまっていることが多いです。スタンドがある出口の手前には標識が立っていることも多いので、目印にしましょう。
なお、アメリカでは、日本のようなサービスエリアはあまり一般的ではありません。給油が必要な場合は高速道路を降りる必要があります。ただ、アメリカの高速道路はほとんどの区間が無料で、料金所のゲートもなく自由に乗り降りできるのが通常なので安心してください。
参考までに、アメリカの主なガソリンスタンドチェーンは以下の通りです。
なお、Buc-ee’sやLove’s Travel Stopsといった大規模なガソリンスタンドも存在します。給油ポンプの数も桁違いに多く、売店もスーパー並みに充実しています。これらのスタンドを見かけたら、観光がてら立ち寄ってみるのもオススメです。
特に都市部のガソリンスタンドは、日本と比べると治安がよくない場所にあることも多いです。雰囲気の悪さを感じた場合は、車から降りずに別のスタンドに移動するか、給油だけ済ませて早々に立ち去るようにしましょう。
セルフスタンドでの給油手順
ここからは、実際にガソリンスタンドで給油する際の手順を見ていきます。
まず、給油口がポンプに届く位置に車を停め、エンジンを切ります。特にレンタカーだと、給油口が車のどちら側にあるかとっさにわからないことがありますが、ガソリンメーターを見れば「◀(左)」「▶(右)」のように表示されていることが多いです。

多くの車では、運転席に給油口カバーを開けるレバーやボタンがついています。車外に出る前に開けておくとスムーズです。給油口のカバーを直接押すと開くタイプの車もあります。
給油機での操作
給油の準備ができたら、車外に出て給油機を操作します。以下の写真は一般的な給油機の一例です。

各部位の説明は以下の通りです。
- 料金と給油量が表示されるディスプレイ。給油量はガロン単位で表示されます。
- 操作画面。支払方法やレシートの確認などのメッセージが表示されます。
- キーパッド。質問に関するYes/Noや、PINコード(暗証番号)などを入力します。
- カードリーダー。チップ読み取り式が主流ですが、タッチ決済のものも見かけます。
- 燃料の種類を選ぶボタン。通常は「Unleaded」や「Regular」を選びます。
- 給油ノズル。
まず、クレジットカードを認証します。認証が済んだら忘れずにカードを回収しましょう。以降は操作画面の表示に従って操作します。
カードを認証するのにZIPコード(アメリカの郵便番号)が求められる場合がまれにあります。その場合、日本発行のカードでは決済を進められないことがありますが、売店で支払いをすれば給油できます。困った場合は売店のスタッフに相談しましょう。
認証後は、「Are you a member of XXX / XXXの会員ですか?」「Join rewards program? / 会員になりませんか?」「Car wash? / 洗車しますか?」など、いくつか質問がディスプレイに表示されるので、キーパッドで「No」を選択します。
最後に「Please remove nozzle」のような表示が出たら、給油準備完了です。
なお、レシートについても「Would you like a receipt?」のように質問が表示されますが、表示タイミングは給油前・給油後のどちらの場合もあります。必要な場合はキーパッドで「Yes」を選択すればよいですが、その場では発行されなかったり、「See cashier for receipt」と表示されることもあります。その場合は、売店のレジで発行してもらえます。
支払額はディスプレイにも表示されるため、単純に支払額のメモを残したいだけであれば、給油後のディスプレイの写真を撮っておくのが手っ取り早いです。実際、友達と旅行している時は事後精算するためによく写真を撮っていました。
燃料の種類
給油機には燃料の種類を選ぶボタンがあります。通常、ガソリンは「Unleaded」と表記され、以下の種類に分かれていることが多いです。
- Regular(87 または 85)
- Plus / Extra(89)
- Premium / Supreme(93)
一般的なレンタカーであれば「Regular」を選びましょう。「Regular」は単に「Unleaded」と表記されている場合もあります。また、通常一番安価なので値段でも判別できます。
同じ給油機に「Diesel」のボタンもついていることがありますが、燃料として別物(ガソリンではなく軽油)で、ディーゼル車以外に給油するとエンジン故障の原因になります。間違って「Diesel」を選ばないように注意しましょう。
PlusやPremiumは、燃料の種類としてはRegularと同じですが、スポーツカーなど高性能エンジンを搭載した車向けのガソリンです。通常のレンタカーであればPlusやPremiumを選ぶメリットは特にありません。
ガソリンの数字(87 / 89 / 93 など)はオクタン価を表しています。数値が高いほど高性能エンジン向けの燃料になります。日本で言う「ハイオク」の「オク」は「オクタン価」の略で、アメリカのPremiumやSupremeが日本のハイオクに相当します。
給油
燃料を選択したら給油ノズルを車の給油口に差し込みます。きちんと奥まで差し込むと安定し、手を離しても外れなくなります。
ノズルのトリガーを引くと給油が始まります。トリガーは通常固定できるようになっており、満タンになると固定が外れて給油が止まるようになっているので、ノズルを持ち続ける必要はありません。
給油が完了したらノズルを元の位置に戻し、給油口を閉めれば給油完了です。
レシートの発行を選択した場合は、レシートが出力されます。レシートの要否は給油後にモニターに表示されて選択する場合もあります。
その他の注意点
給油タイミング
アメリカではガソリンスタンドの間隔が日本より広いことも多く、特に国立公園周辺では数十マイル以上離れていることもあります。ロードトリップでは、ガソリンが半分程度になった時点で早めに給油するのがオススメです。
また、山間部や国立公園周辺ではスタンド自体が少なく、価格も高くなる傾向があります。そのような場所に向かう際は、都市部のスタンドで満タンにしてから行くのがよいでしょう。
ガソリン価格は、税金などの影響により州ごとに大きく変わる場合があります。例えば、全米でもカリフォルニアは特に高く、テキサスは比較的安いことで知られています。ロードトリップで州をまたぐ場合は、どの州で給油するかも意識するとよいでしょう。
フロリダのキーウェストに行った帰りにエバーグレーズ国立公園に立ち寄りましたが、入場後しばらくしてガソリン不足に気づき、引き返さざるを得ませんでした。公園の入り口から最深部まで往復するだけで80マイル程走る必要があったのですが、残りガソリン量が60マイル程度しかなかったためです。給油はくれぐれも計画的に行いましょう。
レンタカー返却時の給油
レンタカー返却時は、オプションをつけていない限り満タンで返却する必要があります。ただし、日本ほど厳密ではなく、メーター上で満タンになっていればまず問題ありません。
必ずしも返却場所の最寄りのスタンドで給油する必要はありませんので、返却場所に向かう途中で最安値のスタンドを探して給油するのがよいでしょう。また、給油時のレシートを求められることも通常ありません。
まとめ
この記事では、アメリカのガソリンスタンドの使い方について解説しました。
アメリカではセルフスタンドが基本なので、最初は戸惑うかもしれませんが、給油の流れを知ってさえいれば特に難しいことはありません。
むしろ会話が不要なので、英語に自信がない人でも気楽に利用できるのではないでしょうか。
本記事がアメリカでガソリンスタンドを利用する際の参考になれば幸いです!


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