アメリカのレストランでメニューを見ると、
料理名だけでなくどのような料理なのか簡単な説明が載っていることが多いです。
ただ、食材や調理方法に関する英語がわからないと、
説明を読んでも具体的な料理の内容を想像するのは難しいでしょう。
この記事では、アメリカのレストランのメニューで見かける調理方法を表す英語表現について、
特に日本人にわかりづらいものを中心に辞典的にまとめています。
なお、アメリカの定番料理と食材の日英対訳については以下の記事でまとめています。
アメリカのレストランで使われる料理名・食材の英語|メニュー読解ガイド
本記事とあわせてご活用ください。
この記事が海外旅行時のメニュー読解に役立てば幸いです!
切る・刻む系
【Chop / チョップ】
適当な大きさに刻むこと。
タマネギやニンニクであれば粗みじん切りぐらいの大きさだが、
その他の野菜や肉であれば食べやすいサイズに刻むイメージ。
主な対象:野菜・肉
例:chopped onion、chopped parsley
【Shred / シュレッド】
裂く・細切りにする・削るなどして、細長い線状にすること。
主な対象:チーズ、野菜、肉
例:shredded cheese、shredded cabbage、shredded chicken
【Mince / ミンス】
みじん切りのこと。アメリカでは主に野菜のみじん切りに使われることが多い。
イギリスなどではminced beef(牛ひき肉)のように、ひき肉を表す表現としても使われるが、
ひき肉はアメリカでは「ground」が使われる。
主な対象:野菜
例:minced garlic、minced onion
【Ground / グラウンド】
ひき肉を表す単語。ground beef(牛ひき肉)のように使われる。
「挽く」という動詞は「grind(グラインド)」で、groundはその過去分詞形。
主な対象:肉
例:ground beef
下処理・味付け系
【Toss / トス】
調味料やドレッシングなどを和えること。「tossed with~」の形で使われる。
バレーボールのトスと同じ単語で、持ち上げながら軽やかに和えるといったイメージ。
主な対象:サラダ、パスタ
例:tossed with olive oil
【Marinate / マリネイト】
調味液に漬け込んで下味や風味をつけること。マリネと同語源。
主な対象:肉、シーフード
例:marinated chicken、marinated shrimp
【Season / シーズン】
スパイス・ハーブ・塩などをまぶして下味をつけること。
日本では「シーズニング」の形でよく聞く。
主な対象:肉、シーフード、野菜
例:seasoned chicken、seasoned salmon、seasoned vegetable
【Cure / キュア】
塩などを使って食材を処理し、保存性を高めたり風味を変えること。
塩味が加わり、水分が抜けることで味が凝縮される。
主な対象:肉、魚
例:cured ham、cured sausage、cured salmon
焼き系
【Grill / グリル】
直火のグリルやグリルパンを使って、高温で焼き目をつけながら焼くこと。
焼き肉屋の焼き方がイメージ的に近い。
主な対象:肉、シーフード
例:grilled steak、grilled chicken、grilled salmon、grilled potato
【Sear / スィアー】
高温・短時間で表面を焼き固めること。
中まで火を通さず、仕上げは別工程になることが多い。
主な対象:シーフード、肉
例:seared tuna、 seared scallop、seared steak
【Blacken / ブラッケン】
表面に黒胡椒などのスパイスを大量にまぶして高温で焼き、
スパイスごと表面を黒く仕上げる調理法。ケイジャン料理に多い。
主な対象:シーフード、肉
例:blackened catfish、blackened chicken
【Char-broil / チャーブロイル】
直火で焼き、焦げ目をつける調理法。「char」は「炭化させる」という意味。
grillに近く、ステーキやバーガーで使われることが多い。
ちなみに、「broil」はオーブン上部の強火で表面だけを短時間焼く焼き方で全く別物。
主な対象:肉
例:char-broiled steak、char-broiled pork chop
【Bake / ベイク】
オーブンで火を通すこと。オーブンを使った加熱調理の最も一般的な表現。
主な対象: 食材全般
例:baked potato、baked chicken、baked salmon
【Roast / ロースト】
オーブンで全体に熱をいれてしっかり焼き上げること。
塊肉や丸鶏、野菜など、食材を大きい塊のままオーブンで調理するイメージ。
主な対象:肉、野菜
例:roast chicken、roast pork、roasted garlic
炒める・揚げる・煮る系
【Sauté / ソテー】
少量の油で短時間炒めること。フランス語由来。
主な対象:シーフード、野菜
例:sautéed shrimp、sautéed mushrooms
【Stir-fry / スターフライ】
かき混ぜ(stir)ながら炒めること。中華などアジア系の料理のイメージ。
主な対象:食材全般
例:stir-fried vegetables、beef stir-fry
【Deep-fry / ディープフライ】
多量の油で完全に浸して揚げること。フライドチキンやフライドポテトはこれ。
主な対象:食材全般
例:french fries、fried chicken、fish & chips
【Braise / ブレイズ】
表面に焼き色をつけた上で、少量のワインやソースを加えて蒸し煮にする。
主な対象:肉、野菜
例:braised short ribs、braised greens
参考:メニューでよく見かける調理用語 日英対訳早見表
切り方・形状
- Dice : 角切りにする
- Strip : 細切りにしたもの
- Wedge : くし切りにしたもの(言葉の意味としては「くさび」)
- Shave : 薄切りにする
- Butterfly : 中央に切れ目を入れて左右に開く(魚やエビに使われる)
下処理・コーティング
- Brine : 塩水に漬ける(主に肉について、ジューシーにしたり下味やをつけるための工程)
- Batter : 液状の衣をつける
- Bread : パン粉をつける
- Glaze : 粘性のあるソースでコーティングして照りや風味をつける
- Caramelize : キャラメリゼする(糖分を加熱して香ばしくする調理法)
- Candy : 砂糖でコーティングする
加熱調理
- Toast : 香ばしく焼く、炒る
- Boil : 茹でる
- Simmer : 弱火で煮る
- Steam : 蒸す
- Poach : 沸騰していない湯で火を通す
その他
- Grate : すりおろす
- Skewer : 串に刺す(串焼きを指すことが多い)
- Purée : ピュレ(野菜や果物をすりつぶして裏ごししたもの)
- Garnish : そえる(「garnished with~」の形式でよく使われる)
まとめ
本記事では、アメリカのレストランのメニューでよく見かける、
調理法に関する英単語について解説・整理しました。
調理方法のような専門的な英単語は学校で学ぶ機会も少ないため、
慣れない内はメニューを読んでも料理の内容を想像するのが難しいと思います。
一方、メニューでよく使われる調理法の表現はある程度限られていますので、
一通り覚えてしまえばレストランでメニューを読むハードルは大きく下がるでしょう。
この記事が、アメリカのレストランでメニューを読み解き、
より気軽にグルメを楽しむための助けになれば幸いです!


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