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Skyscannerの使い方|国際線フライト選定の基礎知識

クマが飛行機にまたがっているイラスト 空港・フライト
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海外旅行を計画する上で、国際線フライトの選定は、スケジュールや予算に大きく影響する重要なポイントです。

一方で、初めて国際線の航空券を探す場合、価格・乗り継ぎ・所要時間など、どの点を重視して選べばよいのか判断に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

この記事では、航空券の検索・比較サイトであるSkyscannerを使って、国際線フライトを選ぶ際の基本的な考え方と、気をつけたいポイントについて解説します。

初めて海外旅行を計画する方や、国際線フライトの選び方を整理しておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

この記事の要点
  • Skyscannerを使うと、価格・所要時間・乗り継ぎ条件をまとめて比較しながら国際線フライトを探せる
  • フライトは価格の安さだけでなく、乗り継ぎ時間や利用空港、荷物条件も含めて判断することが大切
  • 乗り継ぎ時間が短すぎる便はリスクがあり、初めての海外旅行では余裕のある便を選ぶ方が安心
  • 航空会社を選ぶ際は、サービス面・マイル提携・LCC特有の制約もあわせて確認する

Skyscannerについて

Skyscannerは複数の航空会社にまたがって航空券を検索できるサイトです。出発地、到着地、日程などの情報を入力して検索すると該当する航空券の一覧が表示され、価格や所要時間などを比較できます。

Skyscanner自体は無料で使用できます。また、Skyscannerはあくまで航空券の情報を表示しているだけなので、実際の予約は各航空会社や予約サイトにて行う必要があります。

私自身、Skyscannerには10年以上お世話になっています。フライト検索サービスはいくつかありますが、国際線を探す際には非常に便利で、多くの旅行者が利用している定番のサービスです。

Skyscannerの基本的な使い方

それでは、実際に使ってみましょう。まず、Skyscannerにアクセスします。

Skyscannerの検索条件入力画面

こちらの画面から検索条件を入力しましょう。

出発地・目的地は空港をピンポイントで指定する以外に、ざっくり都市でも指定できます。例えば、「東京」を指定することで羽田・成田をまとめて検索することができます。

Skyscannerの検索条件入力画面で都市を指定している画像

日付指定画面では、どの日の航空券の価格が高いかを色で表わしており便利です。以下例では、5月のゴールデンウィークで高くなっていることがわかります。

Skyscannerの日付指定画面

さらに、[日程を変更可能に]を選択すると、各月毎の値段の傾向が一目でわかります。

Skyscannerの月毎の最安価格表示画面

デフォルトでは「往復」の航空券を検索するようになっていますが、以下ドロップダウンリストから「片道」や「複数都市」に変更することができます。「複数都市」とは周遊航空券(例:羽田→バンクーバー→シアトル)のことです。

Skyscannerの片道・往復・複数都市の選択画面

検索条件を入力したら、右の[検索]ボタンを選択します。

Skyscannerの検索結果画面

検索結果が表示されました。こちらの画面では、具体的な出発/到着時刻や所要時間、航空会社、価格が確認できます。アルファベット3文字で表示されているのは空港コードです。JFKもEWRは別の空港ですが、どちらもニューヨーク市の近くです。

画面左のサイドバーでは、乗り継ぎの回数や、出発・到着時刻、所要時間、航空会社での絞り込みができます。

ここでは一番上の航空券を選択してみましょう。[選ぶ→]を選択すると、その航空券の詳細が確認できます。この段階ではまだ予約や支払は確定しないので安心してください。

Skyscannerのフライト詳細画面

左側にその航空券が予約できるサイトが一覧表示されます。見切れていますが一番下に航空会社(全日空 / ANA)のサイトへのリンクもあります。[サイトへ移動]を選択することで各予約サイトに飛びます。

経験談

個人的には、旅行サイト経由ではなく航空会社から直接購入することがほとんどです。理由は、価格がそこまで大きく変わらないのと、遅延や欠航時に直で航空会社へ問い合わせができてスムーズだからです。

右側にはその航空券の詳細情報が表示されます。直行便だとあまり情報は増えませんが、乗り継ぎがある場合は乗り継ぎの空港や時間の情報も確認できます。

以下は、羽田からラスベガスへ行く便の一例です。ロサンゼルス経由であることがわかります。

国際線フライトを選ぶポイント

具体的にどのフライトを選べばいいかですが、価格・所要時間に加え、フライト前後の予定との兼ね合いで決めることになるかと思います。

ここではそれ以外に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

乗り継ぎについて

乗り継ぎがある場合、乗り継ぎ時間(最初の便の到着から次の便の出発までの時間)は忘れずにチェックしましょう。具体的に何時間がベストかはケースバイケースですが、個人的には3~4時間ぐらいが一番無駄がないかと思います。以下で、乗り継ぎ時間が短い場合と長い場合について具体的に見ていきましょう。

なお、実際の乗り継ぎの流れについては以下の記事で解説しています。

乗り継ぎの時間が短い場合

乗り継ぎ時間が短い場合は要注意です。場合によっては時間がギリギリになったり、最悪次の便に乗れない可能性があります。乗り継ぎで時間がかかるのは主に入国審査ゲート間の移動です。

入国審査ですが、通常は国際線から国内線に乗り継ぐタイミングで行います。例えば、羽田→ロサンゼルス→ラスベガスと移動する場合、入国審査はロサンゼルスで行います。入国審査にどの程度時間がかかるかはケースバイケースですが、多くの国から飛行機が到着するような大きな空港だと待たされる可能性があります

別の国際線に乗り継ぐ場合は入国審査がないのが通常ですが、国際線間の乗り継ぎでも必要となるケースがあるので事前に確認しておきましょう

ゲート間の移動ですが、例え同じ空港内の移動だったとしても、大きい空港であれば電車やバスでの移動となり予想外に時間がかかる場合があります。また、そもそも別の空港への移動が必要であれば、その移動時間も考慮する必要があります

他にも、食事やトイレなどで時間がかかる可能性もあります。

個人的には、空港間の移動がない場合で、乗り継ぎ時間はできれば3時間、最低でも2時間半は確保したいところです。

乗り継ぎの時間が長い場合

逆に、乗り継ぎ時間が異様に長いフライトもあるので注意しましょう。この手のフライトは最安値を調べているときに遭遇しがちです。以下は成田発ニューヨーク行きのフライトで乗り継ぎ時間が長い一例です。

台湾の台北で乗り継ぎですが、なんと乗り継ぎ時間が21時間もあります。ただ、私が調べた時点でこの航空券はANA直行便よりも10万円ぐらい安い(!)です。むしろ、台北で一泊して半日ぐらい観光できると考えると、考え方次第ではかなりお得なフライトと言えるかもしれません。

注意

国際線間で乗り継ぐ場合は入国審査は基本不要と書きましたが、乗り継ぎ地で空港から出る場合は当然入国手続きが必要です。

この例はかなり極端ですが、乗り継ぎ時に空港の外に出て観光をするとなると、以下を考慮する必要があります。

  • 入国審査にかかる時間・手続き
  • 預け荷物の受け取り・預け直しが必要かどうか、必要な場合早めに預けられるか
  • 観光で歩き回れるほど身軽か
  • 空港から観光地までの往復移動時間

こちらもケースバイケースですが、例えば乗り継ぎ時間が5~6時間ぐらいだと、空港の外に出て観光するにも中途半端ですし、かといって空港で待つにしても4時間ぐらいは待たされることになります。

ただ、空港によっては空港内の設備が充実しており、空港内だけでもその土地ならではのイベントやグルメが楽しめる場合もあります。視点を変えて、空港内の観光や食事を楽しむために、あえて長めに乗り継ぎ時間をみておくのもアリだと思います。

ただし、その場合でも目当ての場所が空港内のどこにあるのかは確認しておきましょう。保安検査場の内か外か、どこのターミナルにあるかなどで、乗り継ぎ時に立ち寄れるかが変わってきます。

航空会社について

日本人としては、ANAやJALなど日本語でサービスを受けられる日系の航空会社は安心感があります。一方、価格や行きたい都市への就航便の有無を考えると、海外の航空会社も選択肢に入ってくるかと思います。

ANAやJALのマイルをためている方であれば、提携航空会社を考慮して選ぶのもよいでしょう。

提携航空会社とは、同一の便を別の航空会社間で共有(コードシェア便)したり、相互にマイルの付け替えができたり、協力関係にある航空会社のことをいいます。現在、提携航空会社のグループは以下の3つあり、主要な加盟会社は以下の通りです。

提携航空会社グループと主要加盟会社
  • Star Alliance – スターアライアンス
    • 全日本空輸(ANA) / 日本
    • ユナイテッド航空 / アメリカ
    • ルフトハンザ航空 / ドイツ
    • シンガポール航空 / シンガポール
    • アシアナ航空 / 韓国
  • One World – ワンワールド
    • 日本航空(JAL) / 日本
    • アメリカン航空 / アメリカ
    • ブリティッシュ・エアウェイズ / イギリス
    • カンタス航空 / オーストラリア
  • Sky Team – スカイチーム
    • デルタ航空 / アメリカ
    • KLMオランダ航空 / オランダ
    • エールフランス / フランス
    • 大韓航空 / 韓国

ANAはスターアライアンスJALはワンワールドです。スカイチームに所属する日本の航空会社は今のところありません。

例えば、ANAもユナイテッド航空もスターアライアンスなので、ユナイテッド航空の便に乗れば、手続きをすることでANAのマイルをためることができます

豆知識

航空会社を選ぶ際には、航空会社の格付けランキングを参考にするのも一つの方法です。例えば、Skytrax社が毎年発表している「World Airline Awards」の2025年ランキングでは、カタール航空が1位でした。なお、ANAは5位、JALは9位にランクインしています。評価対象が325社あることを考えると、どちらも高く評価されていることがわかります。

ANAやJALのようなその国の代表的な航空会社(フラッグキャリア)だけでなく、比較的低コストなLCCが選択肢になることもあります。

その際、機内持ち込み荷物の制限が厳しくなり、有料になることがあります。また、特にヨーロッパでは、LCCはその都市のメイン空港とは別の、郊外の空港にしか発着しない場合があります。他にも、フラッグキャリアでは無料で提供されることの多い飲み物や食事が、LCCでは有料になるというデメリットもあります。

LCCを利用する際は、料金だけで判断せず、荷物条件や発着空港まで必ず確認するようにしましょう。

まとめ

この記事では、Skyscannerの基本的な使い方と、国際線フライトを選ぶ際に知っておきたいポイントについて解説しました。

海外旅行では、最初に乗る国際線のフライト次第で、その後の移動や現地での過ごしやすさが大きく変わることがあります。乗り継ぎや空港、荷物条件などを十分に確認せずに選んでしまうと、旅行の出だしで思わぬストレスを感じてしまうかもしれません。

Skyscannerを使ってフライトの情報を整理し、価格だけでなく条件面も含めて比較することで自分に合ったフライトを選びやすくなります

ぜひ、国際線の航空券を探す際には、Skyscannerを活用しながら納得感のあるフライト選びをしてみてください!

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