アメリカ旅行の基礎知識

ESTAの基礎知識|アメリカ旅行に必須の手続きについて

クマがパスポートを開いて見ているイラスト アメリカ旅行の基礎知識
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アメリカを短期の観光目的で訪れる場合、多くの人はビザの取得は不要です。代わりに、ESTAと呼ばれる電子渡航認証の申請を事前に行っておく必要があります。

海外旅行に必要なものといえば、まずパスポートを思い浮かべる方が多いと思います。ただ、渡航先によっては、パスポート以外に事前の手続きが必要になることがあります。

アメリカ旅行では、事前にESTAと呼ばれる電子渡航認証の申請が通常必要です。初めてアメリカに渡航する場合、いつまでに申請すればよいのか、どれくらい時間がかかるのかなど、ESTAの申請に不安を感じるかもしれません。

この記事では、海外渡航手続きの基本をふまえつつ、アメリカ旅行で必要となるESTAの仕組みや申請時のポイントについて解説します。

初めてアメリカに渡航する方はぜひ参考にしてみてください!

免責事項

本記事では、海外への渡航手続きに関する一般的な情報を解説していますが、制度や要件は国・時期によって変更される場合があります。渡航にあたっては、各国政府の公式情報を事前にご確認のうえ、ご自身の判断と責任で手続きを行ってください。

この記事の要点
  • 条件を満たしていれば、ESTA認証でアメリカへ短期渡航することができる
  • ESTAは公式サイトから自分で申請でき、申請自体はそこまで難しくない
  • ESTA申請は旅行計画が固まった段階で早めに申請しておく方が安心
  • ESTA申請は代行サイトを使わず公式サイトから申請する

海外渡航手続きの基礎知識

ESTAの説明に入る前に、海外旅行時に必要な手続きをおさらいしておきましょう。

海外に渡航するにはパスポートビザ(査証)の2つの書類が通常必要になります。

パスポートは、簡単に言えば「海外でも通用する身分証」です。日本人のパスポートであれば発行元は日本の政府で、「この人は日本人ですよ」と身元を保証しているわけです。

海外に行くのにパスポートは必須です。海外に行く予定がある人は早めに取得しましょう。

一方、ビザは「その国の入国許可証」です。アメリカのビザであれば発行元はアメリカ政府で、「この人はアメリカに入国してもいいよ」と許可を出していることになります。

また、ビザには観光ビザ、留学ビザ、就労ビザなど種類があり、その国に訪れる目的に応じたビザを取得する必要があります。ビザは通常大使館で申請する必要があり、発行までに数日~数週間かかります。

ただし、ビザについては国同士の取り決めで免除される場合があります。実際、観光目的の渡航であれば日本のパスポートだけでビザなしで行ける国はかなり多いです。

注意

ビザが必要かどうかは国や渡航目的によって変わります。必ず渡航先の政府や大使館が出している情報を確認しましょう!

アメリカへの渡航手続きについて

アメリカについては、以下の条件をすべて満たす場合はビザの取得は不要で、代わりにESTAというWeb上の認証手続きを申請して認証されればOKです。

  • 滞在予定が90日以下
  • 渡航目的が観光・短期商用
  • 犯罪歴がない
  • 特定の国(*)の国籍を持っていない
  • 特定の国(*)に近年渡航していない

* キューバ、イラン、シリア、北朝鮮など

なお、アメリカに乗り継ぎで立ち寄るだけの場合でも、入国扱いになるのでESTAの申請が必要です。例えば、アメリカで乗り継いでメキシコに行く場合、アメリカで空港の外に出なくても入国審査を受ける必要がありESTAも必要です。

上記の条件に該当しない場合、目的に応じたビザを大使館で取得する必要があります。

ここからESTAに関するトピックについて解説していきますが、在日米国大使館のWebサイトやYoutubeを元に作成しております。そちらもぜひご参照ください。

ESTAで渡航できる条件の詳細についても、米国大使館のサイトでご確認ください。

ESTAについて

ESTAはElectronic System for Travel Authorizationの略で「エスタ」と読みます。通常大使館が行う渡航認証を、Web上で電子的に簡易に処理する仕組みです。

ちなみに、このような仕組みは「電子渡航認証システム」と呼ばれ、カナダのeTAや韓国のK-ETAも同様の仕組みです。

実際の手続きは以下のような流れです。

  • ESTAの申請サイトにアクセス
  • パスポートや緊急時連絡先などの基本情報を入力
  • 感染症、犯罪歴、特定の国への渡航歴に関する質問に回答
  • クレジットカードで手数料を支払い申請完了
  • 数日中に申請サイトに結果が反映

実際の申請にかかる時間はアメリカ大使館のサイトに「平均23分」と書かれていますが、必要情報をすべて用意した状態であれば実際にその程度の時間で済むかと思います。

ESTA申請時の注意

ここからは実際にESTAを申請するときに注意すべき点を解説します。

ESTAの申請タイミング

ESTAは承認されてから2年間有効なので、早めに申請しておくに越したことはありません

一方、何らかの理由で旅行を中止せざるをえない可能性を考えると、できる限り先延ばしにしたい、ということもあるかもしれません。

アメリカ大使館のサイトでは「渡航の72時間以上前まで」を目安としていますが、個人的には、航空券を購入する前のタイミングでESTAの申請・承認が完了しているのがベストではないかと思います。

ESTAの申請費用は2026年3月現在40.27ドルですが、万が一、航空券を買った後にESTAの申請が否認されると厄介です。

よって、フライトや休暇の目途がたち、旅行計画が大体固まった段階で、最初にESTA申請を済ませてしまうのが安心かと思います。

また、早めにESTAを申請しておけば、万が一否認された場合でもビザ申請に切り替える時間を確保できます

申請代行サイトに注意

2026年1月現在、ESTAの公式の申請サイトは以下URLになります。
 https://esta.cbp.dhs.gov/

ESTAの申請は必ず公式サイトから行い、申請代行サイトは使わないように注意しましょう!

GoogleなどでESTA申請ページを検索すると、公式サイトのように見える民間の代行サイトが表示されることがありますが、上記公式サイト以外はすべて民間の代行業者のサイトと思ってよいでしょう

実際に申請画面を見てみるとわかりますが、入力しなければならない内容は公式サイトと同様ですし、言語面でも公式サイトが日本語対応しているため、代行業者を通すメリットは基本的にありません

一方で、代行サイトでは正規の申請費用に手数料が上乗せされるので割高になります。個人情報をわざわざ民間業者に渡すことにもなるため、むしろデメリットだらけです。

見分けるポイントの一つが、サイトのアドレスの末尾にある「.gov」です。これはアメリカ政府機関しか使えないドメインなので、申請ページを開いたらまず「.gov」になっているかを確認すると安心です。

公式サイトの言語切り替えは画面右上の[Change Language]からできます。

ESTA申請サイトの言語切り替えのキャプチャ画像

画面の表示言語は切り替えられますが、入力はすべて英語 / アルファベットとなるので注意です。

申請結果の確認方法

申請が完了すると、登録したメールアドレスに以下の文面で受付完了のメールが届きます。

Thank you for applying for ESTA. Your application number is XXXXXXXXXXXXXXXX. You will need this number to retrieve your application. You can check the status of your ESTA at https://esta.cbp.dhs.gov.

(著者和訳)ESTAをご申請頂きありがとうございます。あなたの申請番号はXXXXXXXXXXXXXXXXです。この申請番号は申請内容や結果の確認に必要になります。あなたのESTAのステータスはhttps://esta.cbp.dhs.gov にてご確認ください。

このメールに記載されている番号(XXXの部分)は認証結果の確認に必要です。くれぐれもこのメールを削除しないように注意してください。

認証が終わると、今度は以下の文面のメールが届きます。

There has been an update to your ESTA Travel Authorization Status submitted on MM DD, YYYY. Please visit https://esta.cbp.dhs.gov/esta to check your application.

(著者和訳)YYYY年MM月DD日に申請されたESTAの渡航認証ステータスに更新がありました。https://esta.cbp.dhs.gov/esta  にてご確認ください。

見ていただくとわかりますが、このメール内では認証結果はわかりません。ESTA申請サイトにアクセスして申請番号を入力し、結果を確認する必要があります。以下、画面の「CONTINUE EXISTING APPLICATION(既存の申請を続行する)」を開きます。

パスポート番号と申請番号を入力することで、承認結果を確認できます。「Authorization Approved」となっていれば無事承認されたということになります。

ESTA申請サイトのESTA認証承認画面のキャプチャ画像(英語)
ESTA申請サイトの認証承認画面(英語)
ESTA申請サイトのESTA認証承認画面のキャプチャ画像(日本語)
ESTA申請サイトの認証承認画面(日本語)

渡航時の流れ

ESTAが承認された後、実際の渡航時に準備すべきものがあるのか気になる方もいるかもしれません。結論としては、特に何かを準備する必要はありません

パスポートやビザと異なりESTAは電子認証なのでモノとしての実体はありませんが、パスポートにESTAの情報が紐づいていますので安心してください。

なお、ESTAが承認されていれば通常は問題なく入国できますが、最終的な入国可否は入国審査時に入国審査官が判断します。

まとめ

この記事では海外渡航手続きの基本と、アメリカ渡航に必要なESTAについて解説してきました。

この手の事務手続きは面倒に感じられるかもしれませんが、やることは決まりきっていますし、取りかかりさえすれば案外すぐ終わります

やることの全体像が見えないとついつい後回しになってしまいがちですが、この記事でポイントをおさえて、手続きはさくっと終わらせてしまいましょう!

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