アメリカ旅行の英会話運転

アメリカのレンタカー受付でのコミュニケーションの流れ|英会話をシーン別に解説

クマがレンタカーの前でキーを持って準備万端なイラスト アメリカ旅行の英会話
この記事は約14分で読めます。

この記事では、アメリカでレンタカーをピックアップする際の
コミュニケーションの流れを見ていきます。

旅行時の英会話は、純粋な言語能力というよりも、
シチュエーション毎にどのような会話が起きるかをあらかじめ把握しておくことがカギです。

具体的な会話例のスクリプトも出しますが、この会話を丸々覚えるというよりは、

  • 各シチュエーション別にどんな会話が発生するか
  • どのような単語が聞き取れればよいか
  • こちらからはどのようなことが言えればよいか

といった点を重点的におさえると役に立つのではないかと思います。
会話例の中で、聞き取るべき単語は赤字で、
言うべきフレーズは青字、中でも最低限おさえるべき部分を青太字で表示しています。

レンタカーというと複雑な手続きを想像するかもしれませんが、やり取りは意外とシンプルです。英語の面では、保険・車種・給油に関する定型表現を覚えておけば十分対応できます。

なお、会話スクリプトはテーマごとに分けて紹介していますが、
ピックアップの手続きとしては一連の流れになっています。

レンタカーに関してコミュニケーションに不安がある方は是非参考にしてみてください!

予約・免許証確認

レンタカーの受付についたら、まずは予約がある旨を伝えましょう。

シチュエーション:レンタカー予約内容・身分証の確認
コミュニケーションの流れ
 予約している旨と名前を伝える → 予約番号を伝える →
 免許証・パスポートを渡す → クレジットカードを渡す

Staff : Hello. How can I help you today?
You : Hi, I have a reservation under [あなたの名前].
Staff : May I see your confirmation number, please?
You : Sure. Here it is.
Staff : May I see your driver’s license and passport?
You : Sure. Here you go.
Staff : And a credit card, please.
You : Here you are.

日本語訳はこちら

スタッフ : いらっしゃいませ。
あなた : こんにちは。予約をしている[あなたの名前]です。
スタッフ : 予約番号を確認してもよろしいでしょうか。
あなた : はい、こちらですね。
スタッフ : 免許証パスポートをお願いします。
あなた : はい、どうぞ。
スタッフ : あと、クレジットカードもお願いします。
あなた : こちらです。

I have a reservation under ~」はレストラン入店時の定番フレーズですが、
レンタカーの受付でも使うことができます。「under」の後に氏名を続けます。

氏名だけで手続きが進む場合も多いですが、
confirmation number / 予約番号」を聞かれることもあります。
予約した際の確認メールに書いてあるはずなので、メールをすぐ出せる状態にしておくか、
メールを印刷しておいて直接見せてしまってもよいでしょう。

身分証の確認ですが、国際免許証パスポートを求められることが多いです。
一方、アメリカの交通ルール上は日本の免許証の携行が必要な州が大半で、
レンタカーの受付時にあわせて提示を求められる場合もあります。
そのため、国際免許・パスポート・日本の免許の3点を用意しておくとスムーズでしょう。

また、「May I see ~」と言われていますが、「見せる」だけでなく「渡す」必要があります
ここでの「see」は「確認する」といった意味合いです。

保険の確認

次に保険の確認です。予約時に保険を指定していても、
現地カウンターでは内容の確認や追加サービスの案内が行われるのが一般的です。

シチュエーション:保険の確認
コミュニケーションの流れ:保険加入を依頼する → 不要な保険・サービスを断る

Staff : Would you like to add insurance coverage?
You : Yes, I’d like to take LDW and liability coverage.
Staff : Would you like to add roadside assistance as well?
 It covers things like flat tires, dead batteries, or lockouts.
You : I’m good. Thanks.

日本語訳はこちら

スタッフ保険は加入されますか?
あなた:はい、LDWと賠償責任補償に加入します。
スタッフ:ロードサービスも追加されますか?
 タイヤのパンクや、バッテリー切れ、ロックアウトがカバーされます。
あなた大丈夫です。

レンタカー保険については以下の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
アメリカのレンタカー保険ガイド|保険の仕組みとLDW・SLIが必要な理由
どの保険・サービスをつけるかをその場で判断するのは難しいので、
こちらの記事を確認の上、事前にどうするかを決めておくとよいでしょう。

別記事で解説している通り、基本的にはLDW/CDWとSLI/LISに加入すべきです。
これらの保険はレンタカー会社によって呼び方が異なりますが、
「LDW and liability coverage」 と伝えれば、カウンターでは適切に通じることがほとんどです。

もし通じるかは不安な場合は、予約したレンタカー会社での呼び方を事前確認しておきましょう。
レンタカー会社ごとの保険の呼び方については、上記記事内に一覧表を掲示しています。

なお、「full coverage」という表現でもLDW/CDWとSLI/LISを一括指定できることが多いですが、
ロードサービスなど他の保険やサービスが含まれる場合もあるので注意しましょう。
I’d like to take the full coverage」のように伝えます。

また、他にも保険やサービスを勧められる場合もありますが、
不要な場合は、「I’m good / 大丈夫です」と断りましょう。
「I’m good」は何かを断るときの万能フレーズです。

逆に、保険やサービスを追加したい場合は「I’d like to add ~」という形で伝えましょう。

車両の選択

車両の選択方法には、いくつかのパターンがあります

予約したクラスの車両から選ぶ

一番シンプルでよくあるのは以下のケースです。

シチュエーション:車両の確認・指定
コミュニケーションの流れ:車両クラスを確認

Staff : You’re in a midsize sedan.
 You can choose any car in the midsize row. / You can pick any car in that section.
You : Okay, thank you.

日本語訳はこちら

スタッフ : 中型のセダンですね。
 中型セダンの列から / あのセクションから、お好きな車をお選びください。
あなた:わかりました。

前提として、空港のレンタカーカウンターでは、
予約した車両クラスごとに駐車エリア(row / section)が分かれており、
その中から好きな車を選べる方式が採用されていることが多いです。

この場合、レンタカーはキーが入った状態でロックされておらず
出口のゲートで利用者と車両の紐づけが行われます。

そのため、「特定のエリアから好きな車を選んでよい」と案内されることがよくあります。

上位クラスの車両を案内される

次に、上位クラスの車両を案内される場合ですが、パターンとしては大きく3つあります。
順に見ていきましょう。

無料アップグレードを提案される場合

よくあるのが、追加料金なしで上位クラスの車両へのアップグレードを提案されるケースです。

シチュエーション:車両クラスの無料アップグレード提案
コミュニケーションの流れ
 車両クラスのアップグレードを提案される → 内容を確認する → 承諾する

Staff : We have a free upgrade available today.
You : What’s the difference?
Staff : It’s a larger SUV.
You : Is there an additional charge?
Staff : No, it’s complimentary.
You : Okay, I’ll take it.

日本語訳はこちら

スタッフ:本日は無料でのアップグレードが可能です。
あなた:どう変わるのですか?
スタッフ:大きいサイズのSUVになります。
あなた:追加の費用はかかりますか?
スタッフ:いえ、無料です。
あなた:わかりました、そちらでお願いします。

アメリカでは、余っている上位クラスの車両を稼働させるために、
無料のアップグレードを提案されることがよくあります

例えば、Midsize Sedanを$70/日で予約している場合に、
本来であれば$80/日かかるSUVを、同額の$70でどうか?と勧められるイメージです。

知らないと戸惑うかもしれませんが、ウラがあるわけでもなく、一般的な運用なので、
シンプルにアップグレードしたいかどうかで判断すれば問題ありません

実際、大きい車の方が快適で頑丈というメリットがあります。
一方、ガソリン代がかかったり慣れていないと運転しづらいというデメリットもあるので、
小さいサイズがよい場合はその旨をしっかり伝えましょう

「無料」という表現は「free」の他に「complimentary」もよく使われます。
こちらの単語も覚えておきましょう。

在庫切れによる無料アップグレード

予約したクラスの車両が在庫切れの場合、
強制的に無料でアップグレードされます。以下のように言われます。

  • We’re out of compact cars today, so we’ve upgraded you to a midsize sedan.
  • We don’t have any compact cars available, so we moved you to the next class.
  • We upgraded you at no extra charge.
日本語訳はこちら
  • 本日はコンパクトカーの在庫が無いので、中型セダンアップグレードしました
  • ご利用できるコンパクトカーが無いので、上位クラス上げさせていただきました
  • 追加費用無しアップグレードいたしました

このようなケースはよくあるため、「無料」という部分が説明されないことも多いです。
アメリカでは「予約クラス以上の車を用意すればよい」という考え方なので、
なんなら「大きい車でよかったね」ぐらいのノリでアップグレードされます。

個人的には、ガソリン代が安く済み、駐車もラクな小さい車種がよいのですが・・・。
まぁ、在庫がなければ仕方ないのですが、
「大きい車の方がいいだろう?」というアメリカのマッチョイズムも感じます。
ただ、大きい車の方が一般に快適かつ頑丈というメリットもあります。

有料アップグレードを勧められる場合(注意)

注意ですが、有料でのアップグレードを勧められる場合もあります。
わかった上でアップグレードするのであればいいですが、
無料のアップグレードと勘違いしないように気をつけましょう
具体的には以下のように勧められます。

  • Would you like to upgrade to an SUV for $15 more per day?
  • It’s $15 extra per day to upgrade to a midsize.
日本語訳はこちら
  • 1日あたり15$の追加負担で、SUVにアップグレードできますがどうしますか?
  • 中型にアップグレードするのに、追加で1日あたり15$かかります。

具体的な金額を出されたら有料アップグレードの提案の可能性が高いです。

よくわからなければ、
Is there an additional charge? / 追加コストはありますか?」と聞くようにしましょう。
このフレーズは何かを勧められた時に汎用的に使えます。

なお、在庫切れによる強制的なアップグレードは避けられませんが、
それ以外のケースで断る場合は、「I’m good」と伝えましょう。

カウンターで車を決める

比較的小さな空港のレンタカーカウンターでは、停めてある車から選ぶのではなく、
カウンターで車を決めてキーを受け取る場合もあります。

最初から特定の車両が指定されていれば、
車種と駐車場所を伝えられて終わりなのである意味ラクです。
そうでない場合は希望を聞かれることもあります。

シチュエーション:車の選択
コミュニケーションの流れ
 車の希望を質問される → 選択肢を確認する → 提案を受ける → 承諾する

Staff : Do you have any preferences?
You : Any midsize sedan is fine. If possible, I’d prefer a Japanese car.
Staff : Okay. We have a Toyota Camry or a Nissan Altima.
You : I’ll take the Camry.
Staff : Great. Here’s the key. Your car is in spot B12.

日本語訳はこちら

スタッフご希望はございますか?
あなた中型セダンであれば何でもいいですできれば、日本車がいいですね。
スタッフ:はい。トヨタのカムリとニッサンのアルティマがございます。
あなたカムリにします。
スタッフ:承知しました。こちらがキーです。車はB12にございます。

車に詳しくない人は「Any small car is fine」や「I’d prefer a Japanese car」など、
希望を「Any ○○ is fine」「I’d prefer ○○」の形で伝えて、
提案されたものを「I’ll take it」と承諾するのがよいでしょう。

また、決め打ちで「Do you have a Toyota Corolla?」と聞くのもよいでしょう。
無い場合は似たような車を提案してくれるので、そこから選ぶというのもラクです。

アメリカでよくあるメーカー・ブランド・車種の例は以下の通りです。クラスは目安です。

  • Toyota Corolla (compact)
  • Honda Civic (compact)
  • Toyota Camry (midsize)
  • Nissan Altima (midsize)
  • Honda Accord (midsize)
  • Chevrolet Malibu (midsize)
  • Ford Fusion (midsize)
  • Toyota RAV4 (SUV)
  • Nissan Rogue (SUV)

給油について

給油についてもレンタカー会社のオプションを使うか聞かれることが多いです。

シチュエーション:給油オプションの選択
コミュニケーションの流れ:給油オプションを勧められる → 断る

Staff : Would you like to prepay for fuel? / Would you like to add the fuel option?
You : No, I’ll refuel it myself.
Staff : Sure. Please return the car with a full tank.
You : Got it.

日本語訳はこちら

スタッフガソリンの前払いをしますか? / 給油オプションをおつけになりますか?
あなたいえ、自分で給油します。
スタッフ:承知しました。満タンでの返却をお願います。
あなた:はい。

自分で満タンにして返却しない場合、以下の2つのオプションから選べることが多いです。

  • 返却時に不足分のガソリン代を、レンタカー会社のレートで支払う
  • 返却時に満タンにしなくてよい代わりに、あらかじめ満タン分のガソリン代を支払う

基本的には自分で給油する方が安いです。
ただ、返却直前に給油する時間が取れないなどの事情があれば、
上記のオプションを検討してもよいでしょう。

返却前の給油は日本ほど厳密ではありません。
目視でメーターがだいたい満タンになっていれば問題ないことが多いです。

契約完了・出発

契約内容の確認が終わったら、印刷された契約書類にサインをします。

シチュエーション:契約完了
コミュニケーションの流れ:サインを求められる → 車の場所を案内される

Staff : Here’s your agreement. Please sign here.
You : Sure.
Staff : Your car is in space B12.
You : Thank you.

日本語訳はこちら

スタッフ:こちらが契約書になります。こちらにサインをお願いします。
あなた:はい。
スタッフ:車はB12に停めてあります。
あなた:ありがとうございます。

サインはだいたい2~3か所必要です。
サインする箇所はその都度案内されるので、特に迷うことはありません。
また、返却場所の確認や、改めて車の場所を教えてくれることもあります。

車に乗り込んだら、まずシートやミラーを調整し、スマホナビの準備をしておきましょう
出口にゲートがある場合、免許証や契約書の提示を求められることがあります。
以下の書類はすぐ取り出せるようにしておくとスムーズです。

  • パスポート
  • 免許証
  • 契約書

返却時

返却時のコミュニケーションは非常にシンプルです。

シチュエーション:レンタカーの返却
コミュニケーションの流れ
 車がどうだったかを聞かれる → レシートが要るか聞かれる → 返却処理完了

Staff : How was the car?
You : It was great, thanks.
Staff : Do you need a receipt?
You : No, I’m good.
Staff : Okay, you’re all set. / You’re good to go.

日本語訳はこちら

スタッフ:車はいかがでしたか?
あなたよかったですよ、どうも。
スタッフレシートはご利用ですか?
あなたいえ、大丈夫です。
スタッフ:ご利用ありがとうございました。

まずは、車がどうだったかを聞かれますが、
定型的な質問なので、「good」「great」など、簡単な返答で問題ありません

レシートですが、基本的にはメールでも送信されるので不要です。
紙のレシートが必要な場合は「Yes, please(はい、お願いします)」と返しましょう。

(You’re) all set」「(You’re) good to go」は、
手続きや処理がすべて完了したことを示すフレーズです。
このフレーズを言われたら、そのまま立ち去って問題ありません。

まとめ

この記事では、アメリカのレンタカーカウンターでのコミュニケーションの流れを見てきました。

保険の仕組みや配車に対する考え方など、日本とは異なる点も多いですが、
あらかじめ流れや聞かれやすいポイントを知っていれば、落ち着いて対応できます。

また、レンタカーの受付では、保険や各種サービスなど色々なものを勧められやすいです。
その場で要否を判断するのは難しいので、事前に必要な保険やサービスを確認しておき、
それ以外は断ると決めておくのがシンプルでしょう。

車両のアップグレードについては、追加費用がかかるかどうかだけでなく、
無料の場合でも本当に自分に合っているかを考えておくと安心です。

本記事がアメリカでレンタカーを借りる際の助けになれば幸いです!

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